5月30日 雨のち曇り
これは、制作中のビスクドール作品の口元アップです。
少し歯を覗かせてみました。
「ビスクドール」は1200度以上の高温で本焼成すると美しい白い磁器になります。
それを丁寧に研磨した後、絵付けで透き通る肌色に仕上げていきます。
この写真は「下絵付け」といって、一番最初にする絵付けです。
少し低い温度で焼成します。
うっすらと、ほんのり色を付けているのがお分かりいただけるでしょうか?
この後、「上絵付け」をしていきます。
色を置いては焼き、また色を付けて焼き・・・この作業を何度も繰り返します。
とても根気のいる作業ですが、透明感に惹かれ、虜になってしまいました。
昔、ギリシャ彫刻に憧れて夢中になり、粘土で作っていましたが
ビスクは大理石の質感にも近いので、私にはとても楽しい素材です。