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THE 京都!!
9月26日 晴れ
日が短くなりましたね~。
お彼岸も終わり、これから秋が一気に深まっていきます。
秋分の日、妹が遊びに来てくれました。
そう・・人形の世界に入るきっかけを作ってくれた
6歳年下の可愛くて、楽しい妹です。
京都駅で待ち合わせ、美味しい食事のあと
<これぞ 京都!!>を満喫すべく「金閣寺」へ直行しました。

(まるで絵葉書のようです)
さすが京都室町文化の最高峰・・文句なしに“美しい”の一言!!
唯一、天皇を目指した将軍、足利義満の財力と権力は
私達の想像をはるかに超えていたのかも知れませんね。
おしゃべりをしながらゆっくり歩いて「龍安寺」へ


「石庭」で有名ですよね。(ハイ!・・教科書に載ってます!!)
15個の石が配され、凛とした空気の中、「禅」の佇まいを感じました。
多くの観光客も、ここではしばし無言に・・・
そして、次に向かったのが「嵐山」
駅周辺はお土産店が並ぶ、賑やかな観光スポットになっています。
目指すは「天龍寺」です。
<吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うために、足利尊氏が夢窓国師を開山として創建した>
と案内に書かれていました。
京都五山第一位の寺格を誇ったそうです。
この寺は、雅で壮大な庭園が有名なのですが
私が心惹かれたのは、散策コース内にさりげなく咲いていた「萩」の花でした。
綺麗に手入れされた風情あるその様は、まさに「京の小さな秋」を感じる瞬間でした。


万葉集にも詠われた日本古来の花、「萩」は秋の七草のひとつです。
<萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花>(山上憶良)
垣根越しの萩の花に心を寄せて歌を交わした都人を想像させてくれました。
千年の都「京都」は、いつ行っても味わい深い趣があります。
おしゃべりの花もいっぱい咲かせた、とっても楽しい“京都”でした。
またいらっしゃいね!
待ってますよ~っ!!
ビスクドールの「抱き人形」
9月4日 曇りのち晴れ
朝夕の風がひんやりと心地よいこの頃。
秋ですね~。
暑さから解放され、澄みきった空気の中で
思いっきり「自分の時間」を楽しんではいかがでしょうか?
私は今、オリジナルビスクドール
「抱き人形・マリー」を制作しています。

(「好きな暮らし」2017秋冬号のカタログより)

ビスクドールの「ビスク」とは
フランス語の「ビスキュイ(biscuit)=二度焼き」が語源です。
つまり、窯に入れ高温で焼成(素焼きと本焼き)する磁器人形のことなのです。
肌色その他の色付け(絵付けと言います)を含めると
5~6回、焼成を繰り返します。
大変手間が掛かるのですが、出来上がりの透明感はとても美しく
なかなか得難いものがあります。
今回はオリジナルデザインのドレスの型紙も一緒にお付けしました。

分かりやすく丁寧に解説していますので、誰でも簡単にドレスが作れます。
勿論、初心者でも大丈夫!!
手足や首が自由に動くので着せ替えも簡単です。
秋の夜長、「抱き人形・マリー」と共に
素敵な時間を過ごしてみませんか?
夏の終わり
8月28日 曇り時々晴れ
ツクツクボーシが鳴いています。
いよいよ夏も終わりですね。
そう言えば、この声、昨年はカナダにいたので聞いていません。
夏の終わりを実感しないまま、秋を迎えました。
毎年、当たり前に聞いていたけれど
季節の移り変わりを、これほど明確に知らせてくれていた事に
今まで気付いていたかしら・・・?
蝉の他にも、桔梗などの花や木の葉の色、
肌に触れる風の感触も・・・
静かに、耳を澄ませば・・・ほらっ!
季節はもう秋の準備を始めています。
聞こえていますか?
8月15日 曇りのち雨
私の旦那さまはモーツァルトが大好きでした。
休みの日は、いつもソファーに深く腰をおろし、ゆったりと静かに聴いていました。

中でも一番のお気に入りは・・これ!

<ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調、(K.216) & 第5番 イ長調、(K.219)>
すり減るほどよく聴いていました。
聴き過ぎて、ケースもご覧の通りです。(若干のくたびれ感あり)
今、ソファーの指定席に旦那さまの姿はありません。
・・・3年が経ちました・・・
・・・懐かしいこの曲・・・
今の私にとって、一番の“癒しの曲”になっています。
この2~3日、ずーとこの曲をかけています。
今日も朝から聴いています。
<・・・聞こえていますか?・・・>
お盆の、お線香の香りが心地よく静かに漂っています。
人形作りの原点
8月4日 晴れ
京都市中京区にある京都国際マンガミュージアム(作家・荒俣宏氏:館長)にて
現在「山岸凉子」の原画展が開催されています。
昨日、ゆっくり時間をかけて、行ってきました。
(館内では海外の方も多く、英語の他に、フランス語やロシア語も聞かれました。)
「山岸凉子」と云えば・・・そう・・「日出処の天子」
厩戸王子(聖徳太子)を主人公にした壮大な歴史漫画の一大傑作です

(2冊、購入 素敵な画集です)
これは、絶対に見逃すわけにはいきません。
なぜなら、これこそが、私の人形作りの原点なのですから・・・。
当時、妹からいつも「厩戸王子・・厩戸王子・・」と連載中のストーリーの“凄さ”を
聞いていて、少なからず興味を持っていました。
そこへ、「読む?」と言って、1巻から纏めて“ど~ん”と貸してくれたのです。
<<<衝撃>>>・・ハマりました!!・・・どっぷりと・・・もう、止まりません!!
その頃、話題になっていた梅原猛氏の「隠された十字架」をはじめ
聖徳太子に関する本を読み漁り、何度も法隆寺に足を運び、
ついには岩波書店の「日本書紀」まで買ってしまうほど、夢中になってしまいました。
(日本書紀って結構おもしろいですよ・・余談ですが・・)
絵の美しさにも魅せられました。
繊細な線から生み出される微妙な心理描写も絶品でした。
そして・・・表紙を見ながら・・・見よう見まねで・・・

「厩戸王子」を一気に作り上げました。
道具など何も持っていません。
あるのは、台所の竹串とめん棒と割り箸とビニール袋・・それだけです。
でも、それで充分でした。
“彼”が立体となって目の前に現れたのですから・・・(思い込みが強すぎかも・・)
その後も夢中で作りました。

ページの隅に小さく載っていた「厩戸王子」を立体化。
人形作りを始めて2年目の展示会で発表した懐かしい作品です。
<すっかり人形作りに魅せられてしまった私>
<もう、誰も止められません>
気が付くと、勝手に手が動いて、粘土から人形が現れる・・・そんな感じでした。
「古事記」から「倭建命」も作りました。
これを機に、今まで知らなかった世界が一気に広がっていったのです。

もし、山岸涼子さんの「日出処の天子」に出会っていなければ
今の私はいなかったかも知れません。
感慨深い思いでミュージアムを出ました。
照り付ける暑い日差しも、騒々しい蝉の声も
私を包み込むようなやさしい温かさに感じられました。