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大地シリーズ
3月9日 晴れ
「都会の喧騒から遠く離れた母なる大地に想いを寄せるとき、
連綿と受け継がれた生命の歴史に畏敬の念を抱きます。
じっと見続けてきた太陽のように、生命を守りつぐのが女と思うのです。」

1994年刊行「ひかりのくに」出版【紙ねんど人形】より
当時、「ひかりのくに」出版から多数の粘土関係本が発行されていました。
これは、その中の1冊に掲載された作品【落日のナイル】【モロッコの微風】
に添えた私のコメントです。
女性の逞しさ、芯の強さを表現しました。
これら大地シリーズは全て油絵の具を使用しています。
作品のテーマに合わせ、絵の具選びはとても大切だと思っています。
「レリーフ」の背景にはサンドマチエール(画材用の砂)を使用し
絵の具と混ぜ合わせ立体感を持たせました。
油絵の具ならではの試みです。
参考にしていただければ幸いです。
【熱砂】
2月23日 晴れ

固定ポーズ人形の醍醐味を堪能した作品です。
迫力を持たせるために初めて油絵具を使用しました。
【華麗なる誘い】と同じ1994年の同展出品作品です。
嘗てないスピードで、一気に作り上げたのを覚えています。
「ゾーン」に入っていたかも・・・!!
華麗なる誘い
2月14日 晴れ

1994年 個展(松坂屋百貨店)及び協会本部教室展に出品した作品です。
憧れていたギリシャ彫刻、ルネッサンス彫刻の集大成として作りました。
「川﨑裕子人形写真集」【夜想曲】にも掲載させていただいております。
粘土人形時代の私の代表作です。
【厩戸皇子】からあっという間に10年が経っていました。
全く劣化せず、30年経った今も当時のままの姿で静かに佇み
この人形の為に改装されたコレクター様の玄関ホールにてお客様をお迎えしているそうです。
作家冥利に尽きます!!
心から感謝申し上げます!!

<2019年 35周年個展時に京都のギャラリーにて撮影>
コレクター様よりご協力をいただき展示致しました。
<静>と<動>
2月2日 曇り
1992年に開催された第5回全国作品展では
<静>と<動>を対比させた2作品を出品し、新しい表現を提示しました。
【モダンタイムズ】 <静>・・・「静寂」「安らぎ」

無駄をそぎ落とし、シンプルなラインのみで清楚な大人の女性を表現。
モダニズムを意識して作った作品です。
【パエトーン】 <動>・・・「動揺」「混乱」

太陽の馬車を制御しきれなくなったパエトーン。ギリシャ神話より
動物(特に暴れ馬)表現の難しさを痛感した作品です。
転機
1月20日 晴れ
再び大きな転機が訪れました。
ギリシャ彫刻に強い憧れを抱いていた私は
【黙示録】という新作に全力で取り組んでいました。
その作品が、1989年7月、第4回全国作品展で協会会長賞を受賞したのです。
粘土に出会ってちょうど4年半の事でした。
再びカレンダーにも掲載して頂き、広く認知される事となりました。
当時から人形を作っておられる方はきっとご存知かも知れません。
以前SNSでも写真をアップさせていただいたことがありますので、
記憶の片隅に残っていたら嬉しいです。
【黙示録】



受賞後は協会本部教室の講師を若輩ながら拝命し
ご活躍されておられた先輩の諸先生方と共に、粘土人形の普及に力を注いでいくことになりました。