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<静>と<動>
2月2日 曇り
1992年に開催された第5回全国作品展では
<静>と<動>を対比させた2作品を出品し、新しい表現を提示しました。
【モダンタイムズ】 <静>・・・「静寂」「安らぎ」
無駄をそぎ落とし、シンプルなラインのみで清楚な大人の女性を表現。
モダニズムを意識して作った作品です。
【パエトーン】 <動>・・・「動揺」「混乱」
太陽の馬車を制御しきれなくなったパエトーン。ギリシャ神話より
動物(特に暴れ馬)表現の難しさを痛感した作品です。
転機
1月20日 晴れ
再び大きな転機が訪れました。
ギリシャ彫刻に強い憧れを抱いていた私は
【黙示録】という新作に全力で取り組んでいました。
その作品が、1989年7月、第4回全国作品展で協会会長賞を受賞したのです。
粘土に出会ってちょうど4年半の事でした。
再びカレンダーにも掲載して頂き、広く認知される事となりました。
当時から人形を作っておられる方はきっとご存知かも知れません。
以前SNSでも写真をアップさせていただいたことがありますので、
記憶の片隅に残っていたら嬉しいです。
【黙示録】
受賞後は協会本部教室の講師を若輩ながら拝命し
ご活躍されておられた先輩の諸先生方と共に、粘土人形の普及に力を注いでいくことになりました。
インタリオ技法とは
1月7日 (続き)
インタリオとは、イタリア語で「沈み彫り」「陰刻」を意味します。
ギリシャ彫刻などに見られる技法で、瞳の虹彩部分を沈み彫りにします。
影ができ、深みがでます。
例えば・・・こんな感じです。
少しハレーションを起こして見えづらいかも知れませんが・・・
(大阪心斎橋ギャラリー出展作品)
描き目とは一味違った表情なので、私は好んで使用していました。
参考になりましたら幸いです。
今、作家の間でこの技法が密かに流行っていて、更に進化しているようです。
作品作りに終わりはありませんね。
願いを込めて・・・
1月7日 晴れ
今日は七草粥の日。
早春に芽吹く七草で邪気を払い、疲れた胃を休めて1年の無病息災を祈願します。
皆様にとって良き年となりますように!!
さて・・・
昨年末、人形の世界に入るきっかけとなった話をさせていただきました。
もしお目障りでなければ、引き続き懐かしい作品と共に振り返り
作品作りへの一助となれば幸いです。
初個展の翌年、4年目となった1988年は
「古代・和」から「洋」に方向を転換した挑戦の1年でした。
【スキャンダル】
大都会の一風景をドラマチックに・・・・・スキャンダラスに・・・・・
ニューヨーク・マンハッタンを勝手にイメージしながら作りました。
創作紙粘土協会発行のカレンダーに掲載された作品です。
覚えている方、いらっしゃるかなぁ~???
【奔流】(ほんりゅう)
メタリック調に仕上げた彫塑作品。
これも創作紙粘土協会発行のカレンダー掲載作品です。
この作品で初めてインタリオ技法(沈み彫り)を用いました。
以後、彫塑作品には殆どこの技法を使用しています。
<まさか30数年後にこの技法が流行るとは、想像だにしませんでした!!>
余談になりますが・・・
この作品は後に(1992年版)、全国の学校関係の美術・工芸カタログ
「彫塑」の表紙にも使用していただきました。
謹賀新年
令和7年1月1日
明けましておめでとうございます。