5月30日 曇り
2004年は粘土に出会ってちょうど20年目になり
節目として、東京と大阪で個展を開催しました。
その後、松屋銀座百貨店や丸の内丸善オアゾ等に出品する機会が増え
初めて出会う作家様との新しい繋がりもでき、楽しい輪がどんどん広がって行きました。
展示会を重ねる度に出会う素晴らしい作品は
私の創作意欲を刺激し、未知の世界へと誘ってくれました。
銀座百貨店での企画展に参加した時、目が釘付けになる程の素晴らしい作品に出会いました。
いえ、“出会ってしまった”と言って良いかも知れません。
吸い込まれる程の気品に満ちた美しいビスクドールでした。
大好きな大理石彫刻を思わせるような質感と
透き通るような肌色は長年夢に描いていたものでした。
作家名には【丸美鈴】と記されていました。
「作りたい!!」
「学びたい!!」
私にとってビスクドールは“未知の世界”でした。
何をどう作るのか、全くわかりません!!
が・・・“火”が付いてしまいました。
基礎をしっかり学ぶ為に今の自分に出来る最善の方策は?
熟慮を重ねた結果、期限付きで東京まで習いに行くと決めました。
個展でお世話になったギャラリーの方に紹介していただき
ビスクドール初心者のために本を出しておられた「本城光太郎」氏の元で
2005年から2006年の1年間、『ビスクのいろは』『徹底した基礎』を学び、
更に2007年、丸の内丸善オアゾの展示会で再び「丸美鈴」氏とお会いした折
直接お願いを申し出て、2008年までの1年間、ご自宅のお教室に通わせていただきました。
<まだまだ、若かったのですね~!!>
限られた短い期間ではありましたが、
素晴らしい先生方の元で集中して学ぶ事が出来たのは、本当に有難い事でした。
心から感謝とお礼を申し上げます。
<2008年制作 【少女】>
<頑張って通った甲斐がありました!!>