3月9日 晴れ
「都会の喧騒から遠く離れた母なる大地に想いを寄せるとき、
連綿と受け継がれた生命の歴史に畏敬の念を抱きます。
じっと見続けてきた太陽のように、生命を守りつぐのが女と思うのです。」
1994年刊行「ひかりのくに」出版【紙ねんど人形】より
当時、「ひかりのくに」出版から多数の粘土関係本が発行されていました。
これは、その中の1冊に掲載された作品【落日のナイル】【モロッコの微風】
に添えた私のコメントです。
女性の逞しさ、芯の強さを表現しました。
これら大地シリーズは全て油絵の具を使用しています。
作品のテーマに合わせ、絵の具選びはとても大切だと思っています。
「レリーフ」の背景にはサンドマチエール(画材用の砂)を使用し
絵の具と混ぜ合わせ立体感を持たせました。
油絵の具ならではの試みです。
参考にしていただければ幸いです。