4月6日 晴れ
新しい技法に挑戦する時のワクワク感は何物にも代え難く、本当に愉しいものです。
少し時間を戻しますが・・・当時制作していた作品をご紹介致します。
初めて作った【球体関節人形】です。全長50cm(1992~3年頃)
首、肩、肘、腰、膝、手首、足首、主要な関節がすべて自由に動き、多様なポージングが可能
更に、この様な小さな足でも支え(スタンド)無しでしっかり自立します。
今では当たり前のように多くの作家さんが作られていますが
当時は実に画期的で、作家魂を揺さぶる魅力的な技法でした。
「自立して、関節が自由に動く~っ!!」
思わず感嘆の声を上げるほど、完成時は新鮮な感動を覚えました。
「この感動を生徒にも味わってもらいたい!!」
早速、粘土協会の本部教室で特別講習を企画
講師資格を有する生徒に声をかけて希望者を募り、作り方を詳しく伝授しました。
<1994年「ひかりのくに」から出版された「紙ねんど人形」にも
この球体の埋め方をざっくりですが解説しています>