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謹賀新年
令和7年1月1日
明けましておめでとうございます。
作品寄贈
12月28日 晴れ
1987年 初個展後の10月、第5回世界人形会議は
オランダのスヘフェニンゲン(Scheveningen,HOLLAND)で開催されました。
この年のパンフレットには、【ますらを】が他の海外作家作品と一緒に掲載されていて大変驚きました。
<右下端に載っていて、ビックリ!!>
再度出展のお誘いを頂いたのですが、2年続けての訪欧にはかなり無理があったので
「和装の女性」(粘土作品)をお送りし、寄贈させていただきました。
後に、世界人形会議の主催者である世界人形協会会長のM.Wanke(バンケ)氏から
ご丁寧な直筆のお手紙をいただきました。
それは今でも大切に保管しています。
粘土に出会って今年でちょうど40年。・・・早っつ!!
正に“光陰矢の如し”です。
間もなくこの1年も終わろうとしています。
来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
<<皆様どうか良いお年を!!>>
【甦る古代浪漫。】
12月25日 晴れ
第4回世界人形会議(オーストリア・ザルツブルグ)に持参した作品【ますらを】です。
【倭建命】からちょうど1年後の作品になります。
初個展では、松坂屋様の全面的なご協力を賜り、
タイトルを【甦る古代浪漫】とご考案くださるなど、DMにも使用していただきました。
今思えば『日出処の天子』に登場する「毛人」に少しイメージが重なっているようです。
“どハマり”していたのですねぇ~!!(笑)
人形本体の大きさは65㎝くらいだったでしょうか。
他に45㎝くらいの【卑弥呼】も合わせて2点を抱えて行きました。
当時、ヨーロッパへはアラスカ・アンカレッジ経由でしたから
大荷物を持っての大移動は本当に大変でした。
「若かった~っ!!」の一言に尽きます。
松坂屋百貨店様に全面協力をいただいた初個展<甦る古代浪漫。>
初個展
12月22日 曇り
帰国後、藤田女史の勧めで個展の話が持ち上がり、
翌1987年3月に自宅近くの京阪くずは駅前、松坂屋百貨店で初個展を開催することになりました。
大変です! あと数か月しかありません。
必死でした!!
何体作ったか覚えていません!!
が・・・なぜか、満ち足りた想いで制作に没頭することができました。
厩戸皇子をモチーフにした【飛翔】はこの時に生まれた作品です。
【厩戸皇子】をモチーフにした【飛翔】
<余談ですが・・・>
松坂屋百貨店は今“くずはモール”になっています。
時代は変わって行くのですね~!
海外作家との交流
12月16日 晴れ
幾つかの偶然が重なり、人生は紡がれていくのですね。
家族の絆、人々との出会いも全てが大切な財産です。
翌1986年10月、第4回世界人形会議に再び参加することになりました。
この年の開催地はモーツアルトの生誕地、オーストリア・ザルツブルグでした。
今度は作品持参です。
夫、子供達の了承を得て、思い切って海を渡りました。
家族の温かい後押しがあったからこそ・・と、今でも感謝せずにはおれません。
また、世界人形会議と深い繋がりをお持ちのビスクドール作家、藤田女史にも大変お世話になりました。
心から感謝とお礼を申し上げます。
海外作家の素晴らしい作品を目の当たりにし、“まだまだ学ぶべき事が山ほどある”
と気付いた実りある訪欧でした。
ヨーロッパ最大級・世界人形会議「M. WANKE」人形展のパンフレット
大きな荷物は人形です。
当時、ヨーロッパへはアラスカ・アンカレッジ経由の大移動でした。
やっとの思いで会場へ到着。早速受付を済ませました。
私のメンバーシップカードです。
参加国の国旗が掲げられた大会場で初日、講演(レクチヤー)が行われました。
人形の展示は豪華な宮殿で行われました。
マスコミの報道もありました。
会場にはヨーロッパ中から多くの方々が来られていました。
最終日に行われた海外作家との交流会
人形に対する熱い想いは、国を超えてみんな同じなのだと深い感動を覚えました。
ザルツブルクは本当に美しい街でした。
時間を見つけて街を散策。
映画「サウンドオブミュージック」のロケ地で撮った1枚です。