「ブックカバー」3日目

5月16日 雨

三日目の今日は

フランスの女性彫刻家「カミーユ・クローデル」をご紹介します。

人形を始めて3~4年位でしょうか。

当時私は、ミケランジェロやベルニーニに憧れて

ギリシャ彫刻風の作品作りに夢中になっていました。

そんな矢先、TVで女性彫刻家「カミーユ・クローデル」が紹介され

展覧会の案内があり観に行きました。

彫刻家ロダンの優れた内弟子としてその制作に協力し、

天性の才能を発揮した彼女は、自らもモデルとなり、

ロダンと共に優れた作品を数多く残しました。

ロダンとカミーユ、二人が出会った時、ロダン43歳、カミーユ18歳でした。

その後、愛と苦悩の生活が彼女を襲います。

そして、悲劇的な最期で人生の幕を閉じました。

作品の全てにそれらが垣間見え、見ていて苦しくなるほどでした。

作品というのは

作家の内面をそのまま映し出す「鏡」なのだと、痛感させられた展覧会でもありました。

ロダンとカミーユ、よく似た作品が幾つかあります。

なかなか意味深いですよ。

興味のある方は比べてみるのも面白いと思います。

 

さて・・・この場をお借りして

当時、ギリシャ彫刻に憧れて作った懐かしい作品も、

このブログをご覧の皆様にご紹介したいと思います。

楽しんで頂けたら幸せです。

 

  

 

 

2020年5月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : yuko