4月20日 晴れ
奈良国立博物館で開催されている特別展「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」に
仲良しのお友達と行ってきました。
「快慶」と云えば我が国を代表する仏師のひとりで、
鎌倉時代初頭、運慶とともに東大寺の金剛力士立像でも有名ですよね。
今回は、弥勒菩薩坐像をはじめ、快慶の代表的な作品が一堂に集められた
傑作揃いの、実に見応えのある素晴らしい展示会でした。
知的で気品溢れる顔だち、ふくよかな体、流れるような衣の美しいひだ、神々しい静寂・・・
一方、四天王立像や金剛神立像のような迫力に満ちた力強い躍動感・・・
世界に誇る「木彫芸術」の最高峰!! ですね。
中でも特に目を引いたのが、「国宝 僧形八幡神坐像」(奈良・東大寺)
まるで生きているが如く・・<そこにおわします>・・その存在感!圧倒的なオーラ!!
「快慶芸術」に魅せられ、時間が経つのを忘れる程でした。
私が人形を作り始めた頃、(25~6年位前かな?・・いや、もっと前かも・・)
美しい衣のひだを粘土で表現したくて、作った作品があります。
懐かしい作品です。
他に、万葉歌人をイメージした「枕詞シリーズ」のレリーフも作りました。
(百貨店の個展に出品した時のもの・・昔なので余り綺麗に撮れていませんが)
洋風のカメオ作品にも・・
ビスク(磁器)のレリーフにも・・
(これは比較的最近の作品)
流れるひだの美しさは今も追い求めています。
「快慶」をはじめ、先人の天才たちが私達に残してくれた貴重な財産を
身近に感じることが出来るって、本当に幸せです。
帰りはちょっと遅めのランチになりましたが、
昨日は、楽しいお友達との素敵な一日でした。