11月8日 雨時々曇り
今日は小雨まじりのあいにくのお天気でしたが
いつもの仲良しグループと毎年恒例の「正倉院展」に行ってきました。
今年も見応えのある展示品ばかり。
パンフレットの「羊木臈纈屏風」(ろうけつ染めの屏風)
巨大な巻き角をもつ羊は、ササン朝ペルシャなど西アジアで流行した聖獣文様。
なんてエキゾチック!
緑青を使用したと言われる樹葉や草
なんてきれいな淡緑色!
遠路はるばるシルクロードを渡ってきたと思いきや
なんと国産品だというこの驚き!!
(正倉院宝物の95%が国産なのだそうです)
美しい螺鈿、技巧を凝らした精緻な仕上げ、
展示品ひとつ一つが、見事な宇宙を作り上げています。
その他、漆塗りの竪琴や、ご遺愛の尺八などなど・・・
これら全てを聖武天皇が実際に触れていたことを想像すると
1300年の歴史の凄さを感じずにはおれません。
感慨深く、心が揺さぶられる思いがするのです。
そして・・・<よくぞ、残してくださった!!>
と、今年も光明皇后に感謝しつつ、タイムトラベルを終え、出口へ向かいました。
外は雨もやんで、しっとりとした秋の景色が広がっていました。
帰りにみんなで食べた <“おうす と わらび餅”>
とっても美味しかったです!!