5月15日 晴れ
今日は2日目です。
その前に・・・
バトンが来た時、勘違いをして数冊の本を紹介してしまったと言いました。
因みにどんな本だったのか、
このブログを読んでくださっている皆様にもその一部をご紹介したいと思います。
井沢元彦氏「逆説の日本史」(本棚の一部)
「万葉集」「柿本人麻呂・いろは歌の謎」「日本書紀」
堅いですねぇ~!(それぞれに思い入れがあるのですが・・・)
ヤバイです!!(これでは殆どの人が引いてしまいます・・)
そこで・・・
「人生に影響を与えた本」をテーマに「日出処の天子」からスタートした訳です。
前置きが長くなってしまいましたね。
2日目の紹介に戻ります。
1984年、36年前の秋、粘土に出会う直前の事です。
京都国立博物館で、
「近世日本の絵画 京都画派の活躍」の特別展覧会がありました。
教科書などで誰もが一度は目にしてるであろう俵屋宗達の「風神雷神図」をはじめ
尾形光琳、円山応挙、池大雅、酒井抱一等々、そうそうたる画家達の展覧会でした。
「本物」が放つオーラに感心しながら順路に沿って観ていった時
とんでもない凄い絵が目に飛び込んできました。
「群鶏」・・・・凄い!!!!!
「伊藤若冲」・・・・一体、誰?????
なんて読む・・・・「じゃくちゅう」!?
今まで一度も聞いたことのない画家の描いた鶏たちが
赤いトサカと共に頭を揺らし、美しい羽根を誇らしげに闊歩し群がる様は
「絵」ではなく、今まさに「そこに存在している」という錯覚を覚えました。
目を合わそうものなら、その鋭い目と嘴で今にも飛びかかって来る程の迫力でした。
<何だ!これは!!>
<子供達にも見せたい!!>
次の日曜日、家族揃って観に行きました。
36年前のこの日以来、「伊藤若冲」は私の中で
「心揺さぶる画家」として確たる位置を占めています。
今、「若冲」の名は広く知られ、多くのファンがいます。
この「群鶏」をご存知の方も多いかと思います。
機会があれば是非“生”でご覧いただき、
その迫力を味わって頂ければと思います。