「ブックカバー」4日目

5月17日 曇りのち晴れ

<<江戸の誘惑>>

~ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展~

4日目の今日は江戸情緒たっぷりの「浮世絵」です。

36~7年前になるでしょうか。

粘土に出会う1年程前の事です。

大阪心斎橋にある百貨店で「肉筆浮世絵名作展」がありました。

そこで見た葛飾北斎の「美人夏姿図」と「七夕図」に目を奪われました。

<絶品!!>

版画にはない、自由で伸びやかな筆の流れと、美しく、しなやかなフォルム。

富嶽三十六景とは全く違った北斎を知り、すっかりファンになってしまいました。

美人夏姿図

七夕図

その後、粘土に出会い、人形にのめり込む事になるわけですが

海外に出展する機会が増えたこともあり、2000年頃から「和」を作り始め

もう一度日本の文化を見直そうと思うようになりました。

人形用の和裁を習い、着付け教室にも通いました。

着物は日本が誇るべき文化そのもの。

知れば知るほどその奥深さに驚かされ

如何に自分が無知だったかを思い知らされました。

「和」は今まで作ってきた体形と真逆のフォルム。

骨格そのものが違っているのです。

その切り替えに苦労しました。

ちょうどそんな時、神戸市立博物館で

<江戸の誘惑>「ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展」があったのです。

胸を躍らせて観に行ったのは言うまでもありません。

なんて“粋”なのでしょう!!

江戸の先人達が「浮世絵」という『宝』を残してくれています。

私達は、なんて“幸せ”なのでしょう!!

北斎から・・歌麿から・・学ぶべきことが山ほどあります。

<これからも、ず~っと・・・・ず~っと・・・・>

2020年5月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : yuko